プロ意識を感じさせる山川穂高!相手球団にも敬意を持って接する大切さ
怪我人に怯えるファイターズ
自体が起きたのは、9回表ファイターズの攻撃時。1アウトで一塁にはランナー中島卓也。
中島は、一塁から盗塁を匂わせ、マウンドのマーティンを揺さぶります。
その中島卓也の思惑通り、マーティンはランナーを警戒し、投げた牽制球が中島卓也の後頭部に!
選手層が決して厚くない中、中田翔、杉谷拳士が怪我で一軍を離脱しており、今日22日には石井一成までも骨折で離脱。
怪我人の続出でナイーブになってる日本ハムファイターズファンとしては、重い不安感に襲われました。
幸い、中島卓也は一時ベンチに下がるものの、そのままグラウンドに戻り、大丈夫そうかな?と一安心する事ができました。
続くマーティンの失投
しかし、その安心も束の間、直後に打席に立つ西川遥輝に対してデッドボール!
しかも、打球は大きく外れ、躱そうとした西川遥輝の左腕に直撃!
痛そうに身をかがめる西川遥輝、直前の中島卓也への牽制球の事もあり、怒りのボルテージはみるみるあがりました、正直、オリックスが乱闘を起こした気持ちが理解できるほどでした。
プロとしての行動
連続したファイターズ主力選手への暴投、しかもどちらも危険な当たり方をした事で、只でさえ怪我人の多発でナイーブになっているファイターズファンの怒りは最高潮。
私は幸い現地には居ませんでしたが、もし現地にいたなら、口汚い暴言を口にしてしまっていたかもしれません。。
そんな中、西武の選手の対応がその気持ちを鎮めてくれました。
山川穂高に見るプロの姿勢
そんな空気の中、ベンチから戻る西川遥輝を迎えたのが西武の山川穂高でした。
山川穂高といえば、ホームラン後のどすこいポーズでも広く知られる、球界を代表するホームラン打者。
ベンチから戻る西川遥輝を、帽子を脱ぎながら迎える山川穂高
西川に声をかけ、絡みも見せてくれるました。
今回の件は、彼が起こした事ではないのですが、チームメイトに代わり、帽子を取り相手選手に声をかける。
当たり前の様に感じられるかも知れませんが、中々出来る事ではなく、山川穂高の人格を含め、プロ野球選手としての意識の高さを垣間見る事が出来ました。
山川穂高の行動を見て、プロという厳しい世界での真剣勝負だからこそ、意図せずこういうトラブルは起きるものなのだ、と自分を納得させる事ができました。
相手球団にも敬意を持って
私は、日本ハムファイターズを応援する身ですが、今回の山川穂高の行動は、プロ野球選手としての意識の高さを感じられる行動であり、他球団の選手でありながら本当に西武は素晴らしい側面のある球団だと感じました。
ここから、CS争いを含め、まだまだ戦っていかなければいけない球団ですが、相手球団にも敬意を持たなければいけないなと再認識できる出来事でした!